「毎月家賃を払うなんてもったいない。だったらローンを払って自分の家を買った方がいい。」
そんな声を聞くことが増えた気がします。
実際、持ち家は“資産になる”という考え方は根強くて、買うことが正解とされている空気も、どこかにあるように感じます。
たしかに、自分の家を持つって憧れがあります。
子どもがのびのび遊べる環境や、自由に内装を決められる楽しさもある。
「いつかはマイホーム」という夢を描くのは自然なことかもしれません。
でも、それでも今の私は「今は賃貸でいいかな」と思っています。
資産になる=安心、とは限らない
持ち家が資産になるというけれど、価値が落ちにくい土地や建物を手に入れるのは、庶民にとってなかなか難しいのが現実です。
新築マンションも郊外の一戸建ても、購入した瞬間から値下がりが始まるものも多く、
将来的に「売れば得になる」かどうかは分かりません。
資産として家を買うなら、場所・タイミング・建物の質…いろんな条件を冷静に見極める必要がある。私にはまだ、その自信がありません。
何があるか分からないから、選べる自由を残しておきたい
人生は本当に何があるかわかりません。
転職や転勤、パートナーとの関係、家族の変化。ライフステージが変わるたびに「住まいの形」も変わっていくと思うのです。
そういうときに、家を持っていると「ここを出たくても出られない」「売ろうとしても売れない」など、選択肢が狭まることがある。
だから今は、“フットワーク軽く”暮らせる賃貸の方が、自分には合っていると感じています。
形ある資産より、身軽さや柔軟性を大切にしたい
もちろん、自分の家を持つこと自体は素敵なことだと思います。
でも私は、「子どもに家を残してあげたい」といったような、
“形ある資産”を残すことにそこまで重きを置いていません。
むしろ、なるべく少ないもの、小さい家で暮らし、何も残さないことを目指したい。
それよりも、今をどう過ごすか、これからの人生にどんな柔軟さを持っていたいか――。
そういった「身軽さ」こそ資産だと感じるようになりました。
まとめ:今の自分にとっての“正解”は、賃貸暮らし
家を買う・借りるの選択には、どちらにもメリット・デメリットがあります。
だからこそ、「今の自分に合っているのはどっちか」をちゃんと考えたい。
今の私は、
◎ 無理なく身の丈に合った暮らしができて
◎ いつでも変化できる余白があって
◎ 固定費もある程度コントロールできる
そんな賃貸暮らしを続けていく予定です。
いつか考えが変わることもあるかもしれないけれど、今はそれで十分満足しています。