私の人生のバイブルの一つ、それが『E判定からの大逆転勉強法』です。
正直、タイトルは少し過激で、手に取りにくい印象があるかもしれません。
でもその中身は、今でも私を支えてくれる「勉強の本質」が詰まった一冊です。
高校時代、塾は利用せず学校と自宅学習での大学受験を目指していた私は、勉強法に悩んでいました。
そんなとき出会ったのがこの本でした。
「全科に共通すること」が、大人にも響く
この本はまず、どの科目にも共通する勉強の心構え・教材の選び方・使い方から始まります。
そして後半で、各教科別の勉強法が解説されていく構成です。
特に心に残っているのは、冒頭にある「全科に共通する勉強の基本」です。
これは受験生に限らず、社会人の学び直しや資格勉強、スキルアップにも通じる内容だと思います。
「潜在意識」を味方につける
本書で繰り返し出てくるキーワードが「潜在意識」。
例えば、こんな一節があります:
潜在意識は心のウラ側。意識(オモテ)でどんなに強がりを言っても、潜在意識(ウラ)でビビっていたら勝てません。潜在意識の世界は、初めはゆっくりですが、途中から一気にジャンプします。
スポーツ経験がある私は、この感覚にすごく共感しました。
「自分には無理」「どうせ上手くできない」という気持ちが、知らず知らずのうちにブレーキをかけてしまう。
勉強を続けるためには、この“ウラ側の意識”をいかに変えるかがカギになります。
小さな成功体験が、潜在意識を変える
では、どうやって潜在意識を変えていくか?
本書ではこうアドバイスしています。
最初からできないことをやるのではなく、絶対にできることから始める。それを毎日続けると、あなたの潜在意識のロックが自然とはずれ、今までできなかったことができるようになるのです。
最初から「毎日1時間」と構えると挫折しがち。でも「5分」「1ページ」といった超低ハードルの目標なら続けやすい。
そして気づけば、「もっとやりたい」と思える日がくる。
成績を爆発的に伸ばす「7回反復法」
私がこの本から一番影響を受けたのは、教材の使い方に関する部分です。
できるだけ薄くてやり通せる教材を選び、それを7~8回反復する。
これはシンプルで力強い勉強法。
私も実践してみて、「こんなに繰り返すの?」と思いつつも、
回数を重ねるごとに定着力が増し、時間も短縮されていくことを実感しました。
「忘れる前に繰り返す」。それだけで、勉強の効率は格段に上がります。
勉強の戦略を立てる
最後に紹介したいのは、勉強の計画の立て方です。
本書では、以下のような問いを繰り返しながら、自分の行動を組み立てていきます。
- 試験本番までに何をすべきか?
- 今月中にやるべきことは?
- 今週やるべきことは?
- 今日やるべきことは?
ゴールまでの日数を把握し、逆算してスケジュールを立てていくと、「今何をすればいいか」が明確になります。
SNSや気分に流されずにすむだけでなく、自己管理の力も身につくと感じています。
まとめ:勉強につまずいたすべての人へ
長くなってしまいましたが、もし今、「勉強したいのにうまくいかない」と悩んでいるなら、この本をぜひ読んでみてください。
受験生だけでなく、働く大人にも効く「勉強の型」が見つかるかもしれません。
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